経験豊富なスタッフと共に最適な改善策を検討し、実行に移します。
自動車部品製造業
①関与後オーナーを説得し、抜本的な改善を図るべく中小企業再生支援協議会（以下、「支援協」）の活用を開始しました（関与時に既にリスケ中）。
②支援協の下で複数回の債権者集会が開催されたものの、再建方針についてオーナーと金融機関を含めた関係者の方針が纏まらず更なる事業毀損の兆候が見られたことから、弊社主導で新スポンサーを招聘しました（金融スポンサーと事業スポンサーの2社を招聘しました）。
③金融スポンサーによるメザニンファイナンス及び事業スポンサーによる普通株式出資により既存金融債務の全額の返済を行い、支援協の活用を中止すると共に財務の正常化を図りました。
④新スポンサーが主導する新生A社におけるM&A後の会社運営に関与し、事業の安定化を図りました。
工作機械部品の企画製造販売事業
①経営改善計画を策定するまでの期間におけるリスケを関係金融機関に要請し、当該リスケに対する承諾を得ました。
②人件費等のコスト削減を含む経営改善計画を策定し、当該計画に対する関係金融機関からの同意を取得しました。
③なお、上記計画策定に際しては弊社の協力スタッフと協働しつつ本社売却、有利子負債を削減（本社はリースバックし継続利用）すると共に関係金融機関と交渉し、返済条件を当社の創出するキャッシュフローの水準と見合うものへ変更しました。
④その後、計画のモニタリング支援を行いました。
工作機械部品の企画製造販売事業
①経営改善計画策定に必要な期間におけるリスケを関係金融機関に要請し、リスケに対する承諾を得ました。
②弊社の協力スタッフと協働しつつ原価の見直しを行うと共に、利幅が薄い取引先を中心に値上げ交渉を実施しました。加えて既存本社工場を売却し、代替工場を確保しました（既存本社工場売却に伴う売却益により債務超過を解消）。
③値上げ交渉の結果を踏まえた再建計画を策定、当該計画に対する関係金融機関の同意を取得すると共に新規金融機関を招聘しつつ再生に必要な資金を調達しました。
④その後、モニタリング支援を実施しました。
金属部品切削加工業者
①当社が創出するキャッシュフローと返済ピッチが見合っていなかったため関係金融機関にリスケを要請し、承諾を得ました。
②債権者にサービサーが含まれていたことが抜本的な経営改善計画策定の障害となっていたためサービサーと交渉の上妥協点を探し、サービサーさとの関係を解消させました。
③その後、経営者が別途有する個人借入と法人借入を一体的に返済すべく抜本的な経営改善計画を策定し、金融機関の当該計画に対する承諾を得ました。